Live Report

AKIHIDE SEASON LIVE 2017-2018 -Summer-
夕凪のパレード at Motion Blue yokohama

先日行われた「夕凪のパレード」の様子を今回もギターマンがレポートします!

ギターと唄で綴る新しい四季の物語。春夏秋冬をそれぞれテーマにした「SEASON LIVE」、”夏”公演のタイトルは「夕凪のパレード」。昨年の秋から行われてきたSEASON LIVEもこの「夕凪のパレード」をもってラストです。

温かい拍手で迎えられたAKIHIDEサンとミュージシャンの皆さん。AKIHIDEサンはAlbum『機械仕掛けの遊園地 - Electric Wonderland -』の中で着ていた衣装で登場し、ミュージシャンの皆さんも黒い衣装で統一されていました~!

『プラネタリウム』で幕を開けた、「夕凪のパレード」。キラキラとミラーボールの光が会場中に鏤められ、まさに会場はプラネタリウムのよう。この曲はAlbumでも1曲目となっており、まさにこの公演の始まりに相応しい1曲です。

「AKIHIDE SEASON LIVE -夏- 夕凪のパレードへようこそ。音の魔法を操る素敵なミュージシャンの皆さんと一緒に、不思議の国へと旅立ちましょう。」とAKIHIDEサンの曲紹介から披露されたのは『Wonderland』。素敵な音の魔法にかけられて、不思議の国へ…。

「改めまして、AKIHIDEです。皆さん、ようこそいらっしゃいました!とうとうSEASON LIVE、今回の夏の公演で終わりとなります。今回は夏の躍動する、まるでパレードのような、そして先日発売された6枚目のAlbum『機械仕掛けの遊園地 - Electric Wonderland -』の世界を満喫していただけたらと思います。どうぞ最後まで楽しんでいってください。」とAKIHIDEサンからのご挨拶。

続いての曲は1stでは『砂の海』、2ndでは『タンポポ』と公演によって違いましたが、どちらも今回のアルバムに収録されている楽曲です。

ここで、恒例の乾杯タイム!今回もMotion Blue yokohamaさんが公演オリジナルカクテルを作って下さいました。今回のカクテルは”夕凪”と”パレード”の2種類。色鮮やかなドリンクと共に、今日の出会いに乾杯!

一息ついて、再び『機械仕掛けの遊園地 - Electric Wonderland -』の世界へ戻ります。「錆びた遊園地だからこそブリキの花が軋む音が響いていました。その名前を付けた曲です。」 次の曲は『ブリキの花』、そして『月夜のララバイ』と続いていきます。

自身を大のミヤラー(宮崎駿監督作品のファン)だと公言するAKIHIDEサン。ミュージシャンの皆さんもジブリ作品が大好きという事で、今回はこの曲をカヴァー。「曲名は言いません!聴けばすぐにわかるはず!」と、披露された楽曲は『君をのせて』。優しく温かい音色と、かっこいいアレンジに心を掴まれます。

「絵本の中でフィーリーが言います。ここでは水は貴重な物だと。砂と風だけは余るほどあると。そう、その遊園地にはいつも風が吹いていました。人で溢れて賑やかだった頃も、人に捨てられて静かになった頃も、残されたロボット達がお互いの部品を奪い合って争った時も、1人残されたフィーリーが星空を眺めている時も、風はそよいでいました。次の曲はそんな全てを見守っていた、『風の歌』。」 SEASON LIVEで初めての演奏になります、『風の歌』。まさに風が歌っているかのような、そんな旋律が会場を駆け巡ります。

そのまま『瓦礫の王様』『Ghost』へと繋がり、格好良く、そして勢いのあるこの2曲は、赤や紫といった照明の光も曲の雰囲気にぴったりと合っていました。

ここで素敵な演奏を届けてくれたミュージシャンの皆さんのご紹介です。SEASON LIVE皆勤賞の、砂山“Sunapanng”淳一さん(b)、小林 岳五郎さん(p,key)。前回の春公演に引き続き、城戸 紘志さん(Dr)、そして秋公演ぶりの参加となりました、中村 尚平さん(sax)。熱く素敵な演奏でAlbum『機械仕掛けの遊園地 - Electric Wonderland -』の世界観を届けてくれました。

さあ!次は皆さんお待ちかねの『朝顔のマーチ』です。ミュージシャンの皆さんの素敵な演奏の次は、観客の皆さんの番です。テンポが段々速くなっていて、レベルが上がっているこのクラップタイムですが、今回も完璧です!AKIHIDEサンも「みんなすごいね〜!素晴らしい〜!」と関心していました〜!

最後の曲はアルバムでもラストを飾り、そしてこの夏の公演のタイトルにもなってる曲です。 「僕は夕焼けを見るのが大好きです。それは、決して同じ夕焼けが見れないからかもしれません。1度しかない奇跡、それは無くす事を知っているからこそ感じられるものなのかもしれません。今日こうしてライブも終わる時間がやってきます。だけどこの奇跡に感謝して、そして皆さんにとって明日へ進む力になればと思います。」そんな思いを込めて『夕凪のパレード』。 オレンジ色の光がまさに夕焼けを彷彿とさせます。歌詞、メロディー、そしてAKIHIDEサンの歌声が身体中に染み渡り、なにか胸の内から込み上げてくるものを感じたのではないでしょうか。

アンコールで演奏された曲は、1st『DEVIL’S TRUMPET』、2nd『黒猫のTango』。『DEVIL’S TRUMPET』では素敵な音の魔法を使うミュージシャンの皆さんが、悪魔が奏でるトランペットを今回はそれぞれの楽器に替えて、格好良い音を響かせます。そして『黒猫のTango』、「やはり僕のライブにはこの黒猫が来てくれないと締まらないと思っています(笑)」とAKIHIDEサン!ミュージシャンの皆さんの秘技が炸裂しまくるこの曲で、SEASON LIVE 夏の公演 「夕凪のパレード」は大盛況で幕を閉じました。

ギターと唄で綴る四季の物語。秋の「十五夜メリーゴーランド」、冬の「白雪のハンモック」、春の「綿毛のゴンドラ」、そして夏の「夕凪のパレード」と約1年を通じてお届けしてきたSEASON LIVEですが、皆さまいかがでしたでしょうか? SEASON LIVEはこれにて終了となりますが、春夏秋冬それぞれの雰囲気、そしてAlbum『機械仕掛けの遊園地 - Electric Wonderland -』の世界を感じていただけたら幸いです。

[Set list]
《1st》
01.プラネタリウム
02.Wonderland
03.砂の海
04.ブリキの花
05.月夜のララバイ
06.君をのせて(cover)
07.風の歌
08.瓦礫の王様
09.Ghost
10.朝顔のマーチ
11.夕凪のパレード
-ENCORE-
01.DEVIL’S TRUMPET

《2nd》
01.プラネタリウム
02.Wonderland
03.タンポポ
04.ブリキの花
05.月夜のララバイ
06.君をのせて(cover)
07.風の歌
08.瓦礫の王様
09.Ghost
10.朝顔のマーチ
11.夕凪のパレード
-ENCORE-
01.黒猫のTango

[Musician]
Bass:砂山“Sunapanng”淳一
Drums:城戸 紘志
Keyboards:小林 岳五郎
Sax:中村 尚平

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